2017年、聖地エルサレムの下町で、オットーマン時代から続く一軒の古民家を改装し、アートセンター「AManTo EART Jerusalem」をつくりました。

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幼い頃からダンスをしてきた私は、この場をアート、つまり「美」によって、永遠に枯渇しない泉にする！という決意を持ち、やってくる人達が響き合い、必然的に成さねばならない事が見えたなら、それがどんな脈略のないことでも、一緒に挑戦しました。

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カフェ、ゲストハウス、セカンドハンド、フェアトレード、イベント、パフォーマンスなど形態は様々で、内容もパレスチナ難民支援、廃棄食糧問題、社会的孤立や軍隊に入る若者のケア、ユダヤ移民の若者の職業自立支援、母子の自立支援、ユダヤアラブ交流、世界各地の被災地支援など、ここに書き切れないくらいです。地域の人はもちろん、世界中から訪れる人が絶え間なく続きました。

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そうすると、ますます目を背けることができなかったことがありました。

イスラエルとパレスチナのあまりにも深すぎる事情を抱えた現実..。

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双方と共にあり、また、そのどちらをも支援しようとするのは、身の危険はもちろん理解に苦しまれ、現地では、なかなか声をあげられることではありません。

 

それを超越するフェアトレードでいたい...

それをできてしまうのは、きっと、一人ひとりの本当の繋がり...

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現地で暮らすうちに、ある時からご縁ある人や場所から、ワインやオリーブオイル、石鹸などを引き受けるようになりました。

「善きに使ってほしい」と、一任してくださる生産者の思いを大切にし、そのバトンを渡していくことが、目の前のことからできる私個人から始めた繋がりの形です。

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21世紀になっても戦争を繰り返してきた地で、正も義をも超越し「どれだけ本気で美しいか…」そんなことを追い求め、紡ぎだされたご縁の賜物、それがそのままコタンのプロダクツたちとなりました。

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「祈りと実践」

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最善をいつも祈り、そして現実を受け入れて、具体的に世の中を動かしていく。

この言葉は、ネイティブアメリカンの古い言い伝えだそうですが、思想や価値観を超えて共生する人類が生き延びてきた智慧は、伝統と継承を大切にするユダヤやアラブの方々も同じです。

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私は、たったひとりのダンサーですが、舞っている時は、自分の骨や肉の境界を超えて、その場と繋がり、まるで透き通っていく感覚があります。

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「このまま透き通っていきたい…」

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生き方そのものが、ダンスのように調和し、そして純粋な心と共にありつづける

頂いた肉体を、最善に使っている姿は、どの人も美しいダンサーです。

ひとり一人の自分に向き合う決意や努力、

愚直に、丁寧に、今この瞬間からまたやり直す。

一生懸命生きている姿はただただ美しい、平和の心そのもの ....

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​平安の都といわれるエルサレム。

祈り、またそれに働きかける、その一つの形が 「Kotan Kor Kamuy AManTo」です。

古く淘汰された生き方に、古都エルサレムだからこそ辿り着くことができました。

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​一人ひとりの優しさが、商品を通じて伝わり、

われわれの子孫へ大切な命のバトンが引き継がれていきますように・・・

yuko